おはようございます。
一般社団法人 知る・愉しむ〜日本の器 小松早苗です。
月曜日の朝、
さあ、今週も頑張りましょう!
と気持ちを新たにしています。
この土日、各地の神社は七五三で賑わったことでしょうね。
少し前になりますが、私も10月25日に初孫の延期していたお宮参りと百日のお祝いをしてきました。

入り口には、新型コロナの収束を願って、茅の輪ならぬ笹の輪が置かれていました。


お作法通り通りに抜けて中に入ると、この時も七五三のお参りのちびっ子たちがたくさん!
もう可愛らしくて可愛らしくて・・
女の子はやはり華やかですね。

お祈願は、こんな時なのでパパママのみ。
祝詞をあげていただいている最中も写真撮影もとても良い子だったようでほっ。

三世代に渡って活躍しております。まだまだ、引き継いでいきたいですね。
そして、お食い初め。
百日のお食い初めは、「この子が一生、食べるものに困りませんように」という祈りと歯が生え始めたことのお祝いの意味も 兼ねて、赤ちゃんに食べる真似をさせる儀式のことです。

さすが宮内庁御用達、やっぱり品格がありますね。
どちらが男の子用でどちらが女の子用でしょう?
意外かもしれませんが、朱が男の子、黒が女の子用なのです。
こんな時ですので、息子たちは仕出しを取って自宅で気兼ねなくお祝いする形をとりました。お料理だけでなく器も全て仕出し屋さんが用意してくださいます。


あれ?
仕出し屋さんから届いたまま置きましたが、一汁三菜の位置としては、基本と違いますね〜。私も今気付きました。
基本としては、副副菜とお造りの位置が逆です。
「食べさせるのは親族の中で最年長者。男の子は男性。女の子は女性」というしきたりに倣って、主人が嬉しいお役を勤めました。

お赤飯→お吸い物→主菜→お赤飯→お吸い物→副菜→お赤飯→お吸い物→副副菜→・・・歯固めの石→吸い物→お赤飯と唇に当てて、「一生食べるものに困りませんように・・」とみんなで祈ります。
お箸はお正月と同じ、柳の両細丸箸。
柳は水で清められた神聖な木とされること、春一 番に芽吹くおめでたい木であると同時に折れにくく丈夫だという理由から。
両細は、片方で人間が食べ、もう片方を神様に召し 上がっていただくことで、神様のご加護を頂くとういう「神人共食」のあらわれです。
(いろはにすと講座を受講された方、この辺り復習ですね。)
初めての人生儀礼。
お宮参りから百日のお食い初めまで、一日でのハードスケジュールでしたが、良い子で無事成し遂げてくれました。
講座では、「日本の年中行事の根底にあるものは感謝と祈り」ということをお伝えしておりますが、人生儀礼も同様に感謝と祈りの行事であると実感した一日でした。

器コーディネートの基本とともに、日本の伝統行事や行事食を継承していくことの大切さ、忙しい現代生活の中で、そのモチベーションを保つための心の持ち方についてもお伝えしています。
この講座を終了した方を「いろはにすと」と呼んでいます。
あなたも「いろはにすと」になりませんか?
日々の暮らしが一段と愉しくなると思います。
コメントを残す