型があっての型破り、型が無ければ・・

こんにちは、小松早苗です。
昨日は「知る・愉しむ〜日本の器いろはにすと講座」久々の対面講座でした。
若い可愛らしい女性お二人が受講してくださいました。そのご報告はまた後日改めて・・。


↑重陽の日に「スーパーに行ったけど栗がない!」と嘆きましたが、金曜に買い物に行くと・・栗がありました!!

せっかくなので買い求め、2日遅れで栗ごはんを作りました。
菊も飾りそれっぽく。節句についても話しながら・・。
9日は家族が揃いませんでしたのちょうどよかったかもしれません。


黒の折敷に栗ごはん、茄子料理に名残の旬のかつお。
あまり意識してなかったのですが、結果的に菊のニ色とお料理や器の色とが調和して気持ちの良い食卓になりました。   



 ただ、テーブルコーディネートの資格講座で学んだことと照らし合わせると、重陽の日の食卓としてこのような器合わせ・お料理は完璧にアウトです。 

 和食の食卓には真・行・草があり、五節句のひとつである重陽の食卓は、正式には「行」で設えるのがセオリーです。 
真・行・草わかりやすくいうと、フォーマル・セミフォーマル・カジュアルという感覚です。 和食器にも「格」がありますので、「行」の食卓を作るにはそれに見合った格の器を使っていく必要があるのです。 



実際の家庭の食卓でそれをきちんとやることは難しいことですし、正式な「行」の食卓を作る必要もないと私は思っています。  

一方、「知る・愉しむ〜日本の器いろはにすと講座」では、年中行事は、節目の日、ケジメ(気締め)の日。「気持ちを切り替える日」として活用しましょう。とお伝えしています。 
そういう意味では、節句の日にはいつもと少し違った気持ちになれる食卓》にしたいものです。 



  平成中村座やコクーン歌舞伎などで新しい歌舞伎の形に果敢に取り組まれていた先代中村勘三郎さんに、ある記者が「勘三郎さんの演技は型破りですね」と言うと、
「なに言ってやんでい!型破りって言うのはなあ、型があるから型破り。型が無ければそいつは単なる形無しなんだよ!」と答えられたという有名な話。



  このお話に私どもの講座「知る・愉しむ〜日本の器いろはにすと講座」を重ねてお話することは僭越ではありますが、


真・行・草
五節句の食卓は行
和食器の格・・
このような基本(いろは)を知っているのとそうでないのとでは、何事も違ってくると思うのです。  

それは、自分の持っている器を使って、できる範囲で作る食卓にも違いが出てきて、それは更に、そこで過ごすひと時にも、それを囲む人との関係にも影響を与える・・と私は感じています。   



上で、
実際の家庭の食卓でそれをきちんとやることは難しいことですし、正式な「行」の食卓を作る必要もないと私は思っています。
と書きましたが、少し訂正します。そのような器を持ってらっしゃったらどんどん使って、節目の日にはより格の高い食卓を作ってください。
代々家にある器をしまい込んで眠らせている方もたくさんいらっしゃいますね。

 講座を受講された方の「あ、こういうのうちにあるかも!使ってみようかな・・」いう呟きもよく聞く言葉です。そんなことに気付いていただくのもこの講座をしていて嬉しいことですね。  




より美味しく、より気持ちよく、より愉しい食事のひとときをより多くの方に過ごしていただきたい・・それが「知る・愉しむ〜日本の器いろはにすと講座」でお届けするメッセージです。 

知る・愉しむ〜日本の器いろはにすと講座」は、興味の扉を開く講座です。

知ると愉しくなる、
     愉しくなると更に知りたくなる、
   すると、もっと愉しくなる、
     そうするともっともっと知りたくなる
   すると、もっともっともっと愉しくなる・・・・・・

〈知る〉と〈愉しむ〉の連鎖、

受講者の感想で多いのは、
「知るって愉しい!」

「いろは」を知ることで、
今まで見えなかったものが見えるように・・
今まで耳に入って来なかったものが聞こえるようになります。

それが、「知るって愉しい!」とみなさまが言われる所以です。

知る・愉しむ〜日本の器いろはにすと講座」

【講座内容】

①知る・愉しむ〜日本の器 その心は・・

②知る・愉しむ 〜 器のいろは

③知る・愉しむ 〜 器コーデの法則

コーディネート部分の講義監修は、東京ドームテーブルウエアフェスティバル優しい食卓コンテスト大賞の西巻顕子と同コンテスト東京都知事賞他多くの受賞歴を誇るよしおかりえこ。

「理論のよしおか」と「直感の西巻」

素晴らしい才能とセンスの持ち主であるこの二人の感性でお届けします。

器コーデの法則を学ぶ事で、少ない器を使って何通りものコーディネートを作れるようになります。器コーデは、ファッションコーデと一緒です。
少しの法則を知ることで、器選びや器の揃え方、美意識をも変化する事を実感していただけます。

この講座を修了した方を「いろはにすと」と呼んでいます。

あなたもいろはにすとになりませんか?

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いろはにすと資格を取得することで、インストラクター養成コースやオンラインサロン「いろはにすと倶楽部」への参加が可能になります。



現在、基本的にはオンライン講座で対応していますが、9月は久しぶりに対面の講座が入りました。
対面での受講をご希望の方には、状況を鑑み、感染防止に配慮して応じていく方向でいます。
オンライン講座、対面講座、ご興味がある方はお問い合わせください。
日程についてもお気軽にご相談ください。

また、体験レッスンも用意しておりますのでご希望の方はお問い合わせください。

連絡先→info@antennart.jp

東京、神奈川、新潟、北海道、鹿児島、大阪、兵庫・・そして今月初めて京都の方もオンラインで受講予定。各地にいろはにすとが誕生してきています。

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