おはようございます。
今日から9月。今年もあと4ヶ月…。
このまま、あっという間に今年も終わってしまうのかと思うと焦ってしまいます。
でも、昔の学生時代の気分に戻って二学期のスタートの日と考えるとどうでしょう。
今年もあと4ヶ月かぁ…とカウントダウンで考えるよりも、
「スタートの日」と考える方が気持ちが前向きになれるような気がします。
9月1日、さぁ、新たな気持ちで1日を過ごすことにいたしましょう!
・・と自らに言いきかせている今朝の小松でございます。
そんなリスタートの日の朝ごはんです。今日はワンプレートモーニング。

こう食べるか

そう食べるか

どう食べるか。
リスタートの朝ですからね!オレンジ色で目からもエネルギーチャージをしようと思いました。気持ちも上がっていきます。
今日はメインのガラス皿はナハトマン、日本の器ではないのですが、下に引いた白の折敷、こちらは和歌山海南地区、紀州の現代漆器です。
現代漆器?
ウルシの木の幹から採取した樹液は、塗料・接着剤としての役割を果たし、木や紙にこの樹液を塗ることによって、格段に堅牢性、耐久性が増すため、毎日使う汁椀やお正月の重箱などの食のための器から、建物や仏像、芸術品まで幅広く用いられ、縄文時代から今日に至るまで日本の伝統工芸を支えてきています。
漆器って高い!というイメージがありますよね
確かに・・です。
漆の樹液の一滴一滴はとても貴重なもの。加えて一つ出来上がるまでに積み重ねられるられる沢山の工程を思えば致し方ないところがあります。
現代では、ウルシの樹液を塗ったものだけではなく、ウレタンなどの樹脂塗装で漆の風合いを出したもの(本体が木製品でなく樹脂のものも)にも「漆器」という言葉が使われ、古来からの工法で本うるしを塗ったものに対して「合成漆器」「現代漆器」などと呼ばれています。
その根底に、「日本古来の漆器の良さを気軽に現代の日常生活に取り入れてもらいたい」という、漆器産業に携わる方々の思いがあることを思えば、いわゆる「プラスチック製品」とは一線を画するものであり、「本物」に対しての「偽物」でもなく、これも新しい日本の伝統工芸といえるものではないかと思っています。
手軽に取り入れやすい現代漆器から、本漆を使った漆器へ関心や興味が広がっていく方もたくさんいらっしゃいます。
輪島塗、越前塗、京漆器、会津、岩手浄法寺、紀州、青森、山中・・・
各地にその土地土地の特色ある漆器があります。
「漆器」にちょっと関心を持ってみてください。デパートの食器売り場で、「目の保養、目の保養・・」と呟きながら、ちょっと立ち止まってみるとか・・。
また新たな愉しい世界が広がると思います。
let’s 知る・愉しむ〜日本の器・・でございます!笑
今日の話題にぴったりなイベントのお知らせです。↓

毎回作り手の方にご出演いただき、ご自身のものつくりへの思いとともに作品や個展情報などをご紹介いただいております《オンラインイベントうつわのわ》
産地の自然や美味しいものの情報、また歴史など交えながら、参加者からの質問にもお答えいただくなど、お酒やお茶を傍に和気藹々の雰囲気で、作り手と使い手の距離が近くなるひとときとしてご好評いただいております。
次回は、山中漆器の浅田明彦さんをお迎えして、「叢雲塗」についてお話しいただきます。「むらくもぬり」と読みます。職人さんが絶え、消滅してしまう危機にある日本の伝統技術「叢雲塗」 浅田さんと共に職人さんも出演くださり、その技も見せていただけるそうです。
ただ今、日程調整中。決定し次第、ご案内させていただきます。皆さま、どうぞご参加くださいませ。よろしくお願いいたします。
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